異種の夫婦御神木を八幡神社に仰ぐ

大安寺の ”元鎮守の杜” とされる八幡神社。

安産祈願のお社として知られ、子安八幡・辰市八幡宮とも称されます。京都男山の石清水八幡宮よりも前に宇佐八幡宮から勧請されており、社号標には元石清水八幡宮と刻まれています。今も大安寺東の御霊神社境内には石清水が残され、男山の石清水井に通じているとも言われます。

八幡神社の夫婦御神木

「八幡宮」の石燈籠横に、寄り添う御神木がありました。

八幡神社の表門を入ったすぐ右手に位置しています。桜井市の等彌神社などにも夫婦の御神木がありましたが、こちらの御神木は少し趣が違うようです。何が違うのか?夫婦の木でありながら、異なる種類の木が並び立っているのです。

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桧と楠が寄り添う珍しい御神木

異種の夫婦木。

全く違った種の木がお互いを包み込むように寄り添います。

元来、男性と女性は異なるわけですから、こういう夫婦木があってもいいのではないでしょうか。命の不思議を感じさせる御神木であり、より強い縁結びのメッセージにもなっています。

八幡神社(元石清水八幡宮)

八幡神社の表門。

この通りを北へ向かえば、大安寺にアクセスします。

門前から東西に参道が通っており、その南側には大安寺の塔跡があります。

八幡神社の夫婦御神木ガイド

異木の夫婦御神木が案内されていました。

桧(女性神)と楠(男性神)がお互いを包み込むように寄り添い一つになっています。とても珍しい異種の木による夫婦のご神木として讃えられています。

また桧(女性神)を前から見ると一本の木ですが裏側は途中が二本の木に別れています。これは女性は子供を宿すと命が二つになり、出産するとまた命が一つになることを表していると伝えられています。

ハート形の石

二つの木の間にハート形の石がありました!

誰かがこっそり置いて行ったのでしょうか?それとも、元からここにあるものなのでしょうか。小さな石でしたが、これはもう何ものにも勝るパワーストーンです。

八幡神社の夫婦御神木

女性神を表す桧の裏側に回り込みます。

左が桧、右が男性神の楠です。解説文にもあったように、確かに二本の木に別れていますね。子を宿しているとは上手いことを言ったものです。お互いが注連縄で結ばれ、清浄な空間が保たれていました。

八幡神社の夫婦御神木

再び正面に戻ります。

右手が桧ですが、二本に別れているのが表側からも微かに分かりますね。真ん中のラインが少し窪んでいるような・・・見れば見るほど有難い sacred tree(御神木)ではないでしょうか。

八幡神社の夫婦御神木

根元に近い部分に寄ってみます。

確かに抱き込んでいますね。

京都下鴨神社の相生社にある「連理の賢木(れんりのさかき)」には言い知れぬパワーを感じたものですが、探せばあるものですね。大安寺近くの八幡神社に詣でれば、夫婦を結び付け安産を約束してくれる御神木が私たちを出迎えてくれます。