元興寺地蔵会万燈供養

友人に誘われて、元興寺で催された地蔵盆まんぷく供養夢まつりに行って来ました。

元興寺の地蔵会万燈供養

元興寺境内の浮図田に灯りが点されます。

薄明かりの中で幻想的な光景が広がり始めます。
すっかり日の落ちた暗闇の中の灯りもいいですが、夕暮れ時の灯りにも風情が感じられます。

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行基葺きの屋根瓦が美しい元興寺

元興寺といえば世界遺産。

昔は大きなお寺であったと伝えられますが、今はこぢんまりとした境内の中にその輝きを見ることができます。

特筆すべきは屋根瓦。
僧坊・極楽坊の瓦はとても古く、行基葺きと呼ばれています。

元興寺の行基葺き瓦

行基葺きの瓦。

当然のことではありますが、街ナカでは見かけることのないオリジナリティあふれる瓦です。
行基葺きという名前の由来は、行基が仏教を広めるため全国各地に寺院を建築したことに起因するようです。近鉄奈良駅前に建つ行基像はあまりにも有名ですよね。

元興寺の歴史は、明日香村にあった飛鳥寺(法興寺)を移築したことに始まります。
古都奈良の文化財にふさわしい威厳が感じられますね。

元興寺地蔵絵万燈供養

お地蔵さんの足元に燈明皿が置かれています。

お盆まで続くなら燈花会を楽しんだ後は、元興寺の地蔵会万燈供養へとスケジュールが流れます。
そして、24時間テレビの一大イベントへと続いて行きます・・・。

三条通りから奈良町へ抜ける「もちいどの商店街」の一角には、24時間テレビの募金会場が毎年設けられますよね。
奈良で催される夏のイベントが、一連の流れとなってリズムを作り出します。

元興寺のある奈良町には、庚申堂や奈良町資料館などのおすすめ観光スポットがたくさん点在しています。
元興寺の地蔵会万燈供養~奈良町散策のついでにいかがですか?

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