六地蔵を葛城古道に見る

葛城古道の北端に位置する六地蔵。

葛城古道の六地蔵

六地蔵石仏

大きな石に6体のお地蔵様が彫られています。

近鉄御所駅から葛城山登山口の方へ向かって歩いて行きます。
猿目橋バス停に辿り着く手前の交差点近くに佇みます。

葛城古道を歩いた人なら、誰しもその存在に気付かれたのではないでしょうか。

「六道を輪廻する」と申します。
物質的な人間としての体はなくなっても、その人の魂は永遠に生き続け六道を輪廻します。

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六道輪廻からの解脱

六地蔵を指し示す道標。

その遥か彼方に畝傍山が見えます。

六地蔵と畝傍山

葛城古道から望む大和三山の風景も、古道ハイキングの楽しみの一つですね。

人が死を迎えると、その後一体どうなるのか?
興味の尽きないところではあります。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の6つの世界のいずれかに生まれ変わるそうです。

京都の清水寺の近くに六道の辻と呼ばれる、この世とあの世の境目が今に語り継がれています。空也上人像で知られる六波羅密寺もすぐ傍ですね。

柳生一族のお墓の前にも、6体の地蔵が彫られた石仏が存在します。
6という数字はなかなか興味深いですね。

葛城古道の六地蔵

人や車の行き交う道の真ん中に六地蔵は鎮座しています。

室町時代に土石流と共に流れてきた巨石。その巨石に、村人たちがお地蔵さんを彫ったという話が残されています。この辺りに安位寺(あにてら)というお寺があったそうで、そのお寺に関係する石仏ではないかとの説もあります。

歴史のロマンをかきたててくれますね。

先ほどの六道輪廻のお話に戻りますが、再び仏道修行に励めるのは人間界に生まれ変わったときのみです。

六道輪廻から解脱できるのは悟りに到達したときのみ・・・
再び人間界に生まれ変わって、さらなる仏道修行を続けることになります。
修業を続けながら菩薩、仏の世界へと自らを高めていきます。

ボサッとせずにボサツ(菩薩)を目指せ!

文庫本の表紙に書かれていた文句ですが、巧みなフレーズに心を動かされました。
地蔵菩薩様は私たち庶民のところまで降りて来て下さり、共に歩んで下さる有難い菩薩様です。

葛城古道ハイキングの途上で、六地蔵石仏に出会えたことに感謝いたします。

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