市杵島姫神社のささゆり&狭井神社鳥居前の木の根っこ

三輪の弁天さん。

大神神社の狭井神社手前に、水の守護神・市杵島姫神社が鎮座しています。ささゆり園のささゆりが見頃を迎え、カメラ片手に鎮女池の方へ向かいました。毎年池の周りにもささゆりの花が咲くことを知っていたので、今年はどうかなと参拝ついでに訪れてみました。

市杵島姫神社のささゆり

市杵島姫神社に開花するささゆり。

社殿前に美しい花を咲かせていました。池の水面には、弁天さんの懐に抱かれた鯉が行き交います。

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アマテラスとスサノオの誓約から生まれた女神

市杵島姫命とは一体どのような神様なのか?

古事記の記述を見れば、天照大神と素戔嗚命の誓約(うけい)から生まれた神様であることが分かります。誓約とは神意を判断する占いのことで、あらかじめ決めておいた結果が出るか出ないかで判断を下します。

大神神社の市杵島姫神社

市杵島姫神社の社殿。

河を挟んで向かい合ったアマテラスとスサノオの姉弟は、お互いの身に着けたものから子供を作り合って、どちらが潔白かを証明しようと試みます。古事記と日本書紀では違う内容になっていますが、古事記の記述では、スサノオの持ち物から生まれた子供が女性であれば、スサノオに邪心が無いとする前提の誓約だったようです。

市杵島姫神社のささゆり

花びらの先端が反り返り、見事に御神花が見頃を迎えています!

鎮女池の向こうに見えているのは、狭井神社の手水舎ですね。

誓約はこんな感じで進められます。

アマテラスがスサノオの十拳の剣(とつかのつるぎ)を手にして三つに打ち折ります。それを天の井戸で漱いでガリガリ噛んで吐き出すと、三柱の女神が生まれたと伝わります。スサノオの持ち物から生まれたのが、誓約に沿った女性だったのです。こうして誓約に勝利したことを喜んだスサノオは、大はしゃぎで暴れ回ったと言い伝えられます。

大神神社末社の市杵島姫神社

大神神社末社の市杵島姫神社

御祭神は市杵島姫命で、御例祭は11月10日と記されます。

御祭神は素戔嗚大神(祇園さんとも呼ばれる)の御子神で水の守護神とされ、安芸の宮島の御祭神として広く知られています。また弁財天(弁天さん)と称され七福神の中で福徳財宝・芸能を司る神様としても親しまれています。この神社は桜井市茅原鎮座の末社厳島社から勧請された神社です。

由緒書きにもある通り、三輪山麓の茅原から勧請された神様です。

神御前神社のすぐ傍に、今も「富士厳島神社」として祀られており、その社殿裏手には弁天社古墳があります。三輪山麓に広がる茅原エリアには、いつも神様の気配を感じます。実に長閑で、散策にもおすすめの場所となっています。まだ行かれたことのない方は是非足を運んでみて下さい、きっとご満足頂けることでしょう。

市杵島姫神社のささゆり

鎮女池の水面に鯉の姿が見えますね。

池の畔には鯉の餌も売られており、鯉と戯れたい方は是非購入してみてはいかがでしょうか。

市杵島姫神社のささゆり

スサノオの十拳の剣から生まれた三柱神のことを宗像三女神と呼びます。

市杵島姫は広島の厳島神社本殿の他にも、宗像大社辺津宮(宗像市田島)にも祀られています。宗像氏は北九州を基盤に、海上交通に活躍した豪族として知られます。奈良と北九州エリアには、全く同じ地名が今も数多く見られ、その歴史的なつながりが指摘されます。

市杵島姫神社

神に「斎く(いつく)」島の女性。

宗像三女神の中の一柱が、大神神社境内にも手厚く祀られています。

弁財天と「財」が付くことから、金運アップのご利益も期待できるものと思われます。芸能の神様としても仰がれており、狭井神社参拝の際には是非訪れておきたいところです。

蛇神か?撫でてご利益に授かる木の根っこ

市杵島姫神社のすぐ近くに不思議なパワースポットがあります。

荒魂を祀る狭井神社の鳥居手前に、大切に保護された木の根っこがあります。

狭井神社鳥居前の木の根っこ

コレです。

木枠にちょこんと頭を乗せたような格好です。

どうやら木の根っこが地中から飛び出しているようなのですが、見事に黒光りしています。おそらく参拝客が幾度となく撫でた跡なのでしょう。近くで清掃作業をなさっていた方にお伺いすると、宮司様もこの不思議な根っこを撫でておられるとのこと・・・これはもう間違いなく、穴場のスピリチュアルスポットですね。

ご利益の根っこ

見ようによっては蛇神にも見えてきます。

三輪山の化身が参拝客にご挨拶しているのでしょうか(笑)

狭井神社のパワースポット

見事に巻いていますね。

このうねりはヘビそのもの!どんどん勝手な想像が膨らみます。

木の根っこ

木の根っこを擦ってから、自分の身体の悪い箇所を撫でるといいようです。

お寺の賓頭盧尊者や大神神社のなでうさぎにも通じるものを感じます。

大美和の杜のささゆり

蛇神と思しき木の根っこに触れた後、大美和の杜展望台へと向かいます。

大和三山の景色を堪能し、そのまま丘陵を下ってささゆりが植栽されている大美和の杜へと足を延ばします。

大神神社はいつも新たな発見に満ちています。

疲れた身体を癒し、若々しい心を蘇らせてくれる三輪山の神様に深く感謝申し上げます。

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