大和郡山市の薬園八幡神社

近鉄大和郡山駅から東へ徒歩10分ほどで、地元の人から「やこうさん」と親しまれる薬園八幡(やくおんはちまん)神社にアクセスします。神社の名前からも分かりますが、八幡大神を御祭神とするお社です。

薬園八幡神社幣殿

薬園八幡神社の幣殿。

重厚な造りの建物に歴史の面影が偲ばれます。

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結婚式場としても人気の薬園八幡神社

以前にブライダル業者の方から薬園八幡神社のことは伺っていたのですが、まだ一度も訪れたことがなかったのでどんな神社なのかなと思っていました。大和郡山市の散策コースである外堀緑地からもほど近く、そぞろ歩きのついでに立ち寄ってみるのもおすすめです。

薬園八幡神社の挙式料は3万円です。神前式の中でもかなり格安ではないでしょうか。写真や料理に重きを置きたい方には嬉しい価格設定です。

薬園八幡神社の結婚式受付ポスター

神門の中に結婚式受付を案内するポスターが貼られていました。

大和郡山市の柳町に親戚の家があって、幼少時にはよく郡山へ遊びに来ていました。もちろん、その当時からこの場所に薬園八幡神社は鎮座していたものと思われますが、さすがに小さい頃は寺社には全く興味がありませんので、薬園八幡神社の存在すら意識していませんでした。

昔から大和郡山市内に住む地元の方々も、この神社で挙式されているのではないでしょうか。

薬園八幡神社の鳥居

通りに面した薬園八幡神社の鳥居。

薬園八幡神社の起源を辿れば、宇佐八幡宮からの八幡神勧請へと行き着きます。東大寺の守り神として勧請された八幡神。東大寺三月堂の横手にある手向山八幡宮は、今でも東大寺の守護神として崇められています。

天平勝宝元年の749年、八幡神が大分から奈良へと入京する際に「梨原」という地を経由しました。梨原{内侍原(なしはら)}には、かつて広大な薬園があったとされます。東大寺へと向かう際、八幡神の分霊をこの地の神殿にとどめて祀りました。それが薬園八幡神社の創始とされています。

結婚式場の薬園八幡神社

鳥居向かって左横にも、「御結婚式場」の文字が見えます。

かつての薬園に、八幡神が祀られた場所。それだけでも十分に、穢れの無い聖なる場を想像させます。

材木町

薬園八幡神社の住所は、奈良県大和郡山市材木町32です。

材木町の由来が観光プレートに案内されています。昔ながらの町並みを残しながらも、周囲には大きなマンションが建設されていました。

外堀緑地

整備された外堀緑地。

郡山城を中心にお城の街として知られる大和郡山市。水辺に緑、散歩コースが整然と整備されています。幼少時代の私が知る、昔の郡山駅界隈とはすっかり様子が変わっています。

薬園八幡神社の石碑

薬園八幡神社の石碑。

「国史現在社薬園八幡神社」と刻まれています。

薬園どくだみ茶

神門の手前右側に展示スペースがあって、中を覗いてみると「薬園どくだみ茶」と書かれたお茶を見つけました。右隣には、「薬草の栞」一冊500円が置かれています。

境内には薬草のかりん等も植えられていて、往時の薬園の名残を見ることができます。病気平癒の神様である狭井神社へ続く参道(くすり道)にも多くの薬草が植えられていますが、同じようなノリを感じます。

薬園八幡神社の絵馬

幣殿の前に掲げられていた薬園八幡神社の干支絵馬。

薬園八幡神社には、平安時代の特徴を有する僧形八幡神像や女神像も安置されており、仏像愛好家にとっても見所の多いお社です。

薬園八幡神社の神門

薬園八幡神社の神門。

狛犬が門の両側に陣取ります。

当館大正楼は桜井市内にあるためか、国道169号線沿いの奈良市内や天理市内、あるいは南に広がる明日香村にはよく足を向けるのですが、国道24号線からさらに西に位置する大和郡山市は穴場になっていました。近くて遠い観光エリアと申しましょうか、ふとした空き時間に訪れるには少し縁遠い場所でした。薬園八幡神社参拝を機に、大和郡山市内へも足繁く通ってみようと思います。

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