馬見丘陵公園のチューリップ観賞

4月半ば過ぎに馬見丘陵公園へチューリップを見に行って参りました。

明日香村に以前あったチューリップ園も閉園してしまい、ここ数年チューリップが咲き誇る姿を楽しむことができませんでした。チューリップフェアの開催期間外だったためか、中央エリアの「花の道」は見頃を過ぎていましたが、北エリアの「馬見花苑」では満開のチューリップを楽しむことができました。

馬見丘陵公園のチューリップ

馬見丘陵公園の北エリア内、大型テント前に咲くチューリップ。

チューリップの品種名をキースネリスと言います。キースネリスの下を埋め尽くしているブルーの花はネモフィラです。大芝生広場の「集いの丘」には大型テントがあり、イベントの時には音楽ステージも開かれるようです。

馬見丘陵公園チューリップフェア!綺麗なフリンジ咲き
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古墳と花の競演を満喫する馬見丘陵公園

馬見丘陵公園は以前にも足を運んだことがありましたが、改めてその敷地面積の広さに圧倒されました。

こんなに広いとは思わなかったというのが正直な感想です。

馬見丘陵公園の園内マップを見てみると、駐車場だけでも合計5か所確認することができます。近鉄池部駅から続く全長1㎞余りのウォーキングコースである緑道エリア、大型遊具や噴水、砂場などのある子供向けの北エリア、中心施設の公園館がある中央エリア、国の特別史跡に指定される巣山古墳に隣接する静かな南エリアに分かれる馬見丘陵公園は大人も子供も楽しめるレジャースポットです。

馬見丘陵公園のチューリップ

赤と白の模様が織り成すハッピージェネレーション。

一口にチューリップと言っても、実に様々な品種が栽培されています。4月半ばの馬見丘陵公園に足を運べば、約30万株ものチューリップを観賞することができます。

当館大正楼からも、県道14号線経由で20分でアクセス可能です。田原本を通って大和高田、法隆寺方面へ抜けて行く道ですが、その途中に広大な敷地を誇る馬見丘陵公園があります。馬見丘陵公園の駐車場は年中無休で無料となっています。駐車場の利用時間は通常期が8時~18時で、6月1日から8月31日までの夏季は8時~19時、11月1日~2月末日までの冬季は8時~17時となっています。

馬見丘陵公園の公園館

中央エリアにある公園館。

馬見丘陵公園内に棲息する野鳥や花、それに様々な形をした古墳が紹介されています。公園館も入場無料ですので、ここでまずは予習をしてから公園内を散策してみるのもおすすめです。公園館前に咲いているのはハナミズキの花ですね。

馬見丘陵公園の中央口から園内に入り、バス停「馬見丘陵公園」の横に併設されている無料駐車場に車を停めます。お昼前に到着しましたが、もうこの時間帯から気温はグングン上昇しています。喉の渇きを覚えたので、公園館横の自動販売機でミネラルウオーターを飲み干します。料金は130円と少しだけ高めに設定されていました。

巣山古墳の模型

公園館の中に展示されていた巣山古墳の模型。

馬見古墳群最大の前方後円墳です。

公園の区域外にある古墳とはいえ、公園の敷地に隣接しており、「馬見丘陵公園の巣山古墳」と言っても差支えないのではないかと思われます。

馬見丘陵公園の花の道

公園館の前を通って左折します。

菖蒲園やバラ園を通って「花の道」へと出ます。緩やかな傾斜地に色とりどりの花が咲き乱れます。この辺りのチューリップは残念ながら既に見頃を過ぎていました。

馬見丘陵公園のチューリップ

深紅の色が美しいレーンバンデマーク。

見頃を過ぎ、既に開花状況としてはクエスチョンマークですが、開いた花の中を覗くことが出来るのも今の時期ならではです。

馬見丘陵公園のハッピージェネレーション

紅白の二色咲きのハッピージェネレーション。

花の道の近くには、帆立貝式古墳の乙女山古墳もあります。さらに下池の向こう側には、一本松古墳や倉塚古墳もあり、古墳と花が共存する馬見丘陵公園をよく表しています。

馬見丘陵公園のハッピージェネレーション

チューリップ No.41 ハッピージェネレーションと案内されています。

チューリップの前にはそれぞれ名札が付いており、その品種名を確認することができます。赤い縁取りのアントワネットもとても綺麗でした。

馬見丘陵公園のハッピージェネレーション

赤の模様が縦に伸び、鮮烈な印象を与えています。

萎れているチューリップも所々に見られ、それはそれで様々な表情を楽しむことができます。

ナガレ山古墳

こちらはナガレ山古墳

中央エリアに位置する国指定史跡です。発掘調査を元に復元整備された前方後円墳で、円筒埴輪がずらりと並べられています。

キースネリスとネモフィラ

赤と黄が鮮やかなキースネリス。

キースネリスは中生咲き(4月中旬から5月上旬)のトライアンフ系 (Triumph) に含まれるチューリップです。トライアンフ系 とは、早咲き一重系(Single early)と遅咲き一重系(Single late)の交配種とされます。

馬見丘陵公園のキースネリス

キースネリス(Kees Nelis)にも名札が付いていました。

青空とのコントラストも見事ですね。

馬見丘陵公園のキースネリス

大型テント前の集いの丘では、思い思いに時間を過ごす人たちの姿が見られます。

一面の芝生を前に、思わず駆け出したくなる衝動に駆られます。公園利用に当たってはゴルフや野球、ローラースケートなどは禁止されています。解放感に身を任せるのもいいですが、最低限のルールだけは守るように致しましょう。

馬見丘陵公園のチューリップ

次回は音楽イベントが催される日に来てみたいですね。

花や緑に囲まれた場所で、とても気持ちのいい時間が過ごせそうです。

馬見丘陵公園のチューリップ

北エリアのカフェレストラン前。

先のシュッと尖ったチューリップも咲いていました。

馬見丘陵公園は古墳好き、花好きには是非ともおすすめしたいレジャースポットです。

公共交通機関を利用してのアクセスは、近鉄田原本線池部駅下車徒歩2分~緑道北口(緑道エリア)、もしくは近鉄大阪線五位堂駅より奈良交通バス「馬見丘陵公園」下車となっています。

【 馬見丘陵公園のチューリップ関連情報 】

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