役行者像を吉水神社書院に拝観

かつては葛城山で活動し、後に修験道の開祖として崇められた役行者。

前鬼と後鬼を従えた役行者像が吉水神社書院に収められています。

役行者像

豊臣秀吉愛用の金屏風の手前に、修験道の開祖である役行者像が安置されます。

役行者が吉野山を歩く際、二匹の鬼が案内したと言い伝えられています。役行者像の両側に陣取る鬼こそが、その案内役を果たした鬼なのでしょうか。役行者は鬼神を使って水を汲ませたり、薪を集めさせたりもしたと言われています。鬼が手に何を持っているのかは定かではありませんが、役行者の僕として活躍していたことだけは間違いがなさそうです。

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源義経、後醍醐天皇、豊臣秀吉所縁の吉水神社

山深い吉野山の入口付近に佇む吉水神社。

吉野山の総門として知られる黒門を通り抜け、国宝の金峯山寺蔵王堂にお参りします。参拝後、吉野山ビジターセンターの前を通り、駐在所を超え、東南院まで辿り着きます。道を挟んで東南院の前辺りに吉水神社の鳥居が見えてきます。

役行者像

貫禄たっぷりですね。

拝観通路左手に役行者像を拝み、ふと右手を振り返ってみると、何やら大きな釜のような物が展示されていました。

豊臣秀頼公寄進湯釜

豊臣秀頼公寄進の湯釜です。

歴史的な宝物が所せましと並べられていました。

豊臣秀頼公寄進湯釜

さすがにここは世界遺産にも指定される吉水神社書院とあって、そうそうお目にかかれない宝物があちこちに展示されています。

後醍醐天皇の玉座などは、その豪華な造りから見る者の心を奪います。

北闕門と金峯山寺蔵王堂

書院から外を覗いてみると、後醍醐天皇が京都へ向かって祈りを捧げた北闕門(ほっけつもん)、さらにその遠方には金峯山寺蔵王堂を望むことができます。

吉野を象徴する素晴らしい眺めです。

吉水神社書院の縁側

縁側の風景も心が和みます。

吉水神社書院は日本最古の書院建築としてユネスコ世界遺産に登録されています。

役行者像

「静座礼拝」と書かれています。

視覚、聴覚、味覚など、普段から五感をフル活用する生活を続けていますが、たまには心を鎮めて自分の心の中と向き合ってみるのもいいですね。

矢田寺の近くにある松尾寺には、高さ6尺にも及ぶ木造の役行者像が収められているようですが、是非見てみたいものですね。寒牡丹で知られる石光寺で役の小角像を拝ませてもらったことがありますが、役行者が活動していた葛城山の近くだけに、その存在を間近に感じたことをつい昨日のことのように思い出します。

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