万葉文化館のカフェレストラン

奈良県立万葉文化館の館内にあるカフェレストランを訪れて参りました。

いつもは万葉庭園側から窓越しに眺めるだけだったのですが、時間が空いたために一服することに致しました。外から見ても綺麗な店内が予想されましたが、中に入ってみて改めてその洗練された雰囲気に身を委ねます。

万葉文化館のカフェレストラン

万葉文化館のカフェレストランSizin。

その名前の由来は、おそらく四神壁画で知られる東西南北を守護する神様でしょう。高松塚古墳にキトラ古墳と、明日香村で発見された四神壁画は全国的にも有名です。もはやブランドとも言える四神の名を冠する喫茶スペースが、万葉文化館の一階にあります。

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水出し珈琲と室生天然酵母パンのお店

このお店の特徴は、水出し珈琲と室生天然酵母パンにあります。

10時間かけて抽出されるさっぱりとした味わいの水出し珈琲に、これまた普通のパンの10倍近い発酵時間をかけて作られる室生天然酵母パン。手間暇かけた味わいを心ゆくまで堪能できるパンカフェです。

サンドウィッチと水出し珈琲

水出し珈琲とサンドウィッチのセット。

お値段はホットコーヒー450円にサンドウィッチ650円ですが、セットで注文すると100円の割引があり、合計金額1,000円(内税)になります。ちょっぴり小腹も空いていたのでサンドウィッチも付けてみました。

ソーサーやお皿も和の雰囲気が出ていてイイですね。

カフェレストラン「Sizin」

市松模様の表紙が美しい Sizin のメニュー。

店内の壁やソファ、柱に至るまで清潔感あふれる白で統一されています。献立表もそれに合わせて白を基調にしています。

水出しコーヒー

メニューの中に、カフェレストランSizinのウリである水出し珈琲の解説文がありました。

こだわりの水だし珈琲

Sizin特製のコーヒー豆を丁寧に焙煎し、約10時間かけて、新鮮なお水で低温抽出しました。深い味わい、すっきりとした喉ごし、コーヒー本来の醍醐味を凝縮しました。

コーヒー豆も販売されているようですが、アイスコーヒー450円、ホットコーヒー450円、アイスカフェオレ550円、ホットカフェオレ550円とそれぞれの値段が案内されています。回数券のようなサービスなのでしょうか、本人以外でも利用可能な珈琲チケットを購入することもできます。何度も万葉文化館を訪れる人にはオススメですね。

水出し珈琲のコーヒーメーカー

店の入口付近に水出し珈琲のコーヒーメーカーが並んでいました。

少しずつ少しずつ、丁寧に抽出されている様子がうかがえます。低温抽出には時間がかかりますからね。下段に置かれているのは室生天然酵母パンのようです。

ガラス越しに向こうに見えているのは、万葉文化館のミュージアムショップです。素敵なデザインのブックカバーに目が留まったのですが、今回は購入には至りませんでした。何回か通う内に手が伸びそうな逸品でした。富本銭がらみの商品もたくさんあって、万葉文化館ならではを感じさせます。

万葉庭園の梅

万葉庭園では既に梅が開花していました。

八釣方面から万葉文化館へと下って行くミュージアムのアクセスルート。その両脇の梅も既に満開を迎えていました。いよいよ本格的な春の到来といった趣です。

カフェレストランSizin

パンカフェSizinの外観。

万葉文化館のエントランスギャラリーから右手に歩を進めると、左側にミュージアムショップ、右側にパンカフェSizin、突き当りには万葉図書・情報室が配置されています。万葉図書・情報室の手前右側にお店があります。

出入口の天井もガラス張りなんですね。光が差し込んで、とても明るい雰囲気の店内でした。

カフェレストランSizinのお土産物

レジ横のカウンターに様々な商品が並んでいます。

ラスクやジャム、吉野杉の箸等々が陳列されていました。瓶詰めの奈良漬なども売られていて、いかにも此処が奈良であることを思わせます。お店の方によると、奈良漬とバターをパンの上にのせて食べても美味しいそうです。奈良漬とクリームチーズの組み合わせはよく耳にするのですが、バターでも合うんですね。

それにしても木目の綺麗なカウンターです。

室生天然酵母パンのラスク

室生天然酵母パンのラスク。

奥の色の付いたラスクがシナモンシュガーラスクで、手前の白いのはシュガーラスクのようです。

店内の照明

天井から吊るされた照明器具も一風変わっています。

真ん中と壁際それぞれに、机と椅子のデザインが異なります。私の座っている窓際も違う種類のものです。3種類の机と椅子でお出迎えされているようですね。

ドリンクメニュー

珈琲メニューや紅茶&ソフトドリンクメニューが並びます。

ダージリンティ、セイロンティ、アールグレイティ、アフタヌーンティ、季節の紅茶等々のラインナップです。缶ビール、飛鳥の牛乳、飛鳥ワイン(赤・白)なども注文できるようですね。

冬季限定ホットモカ

冬季限定のホットモカコーヒー550円がプレートに掲示されていました。

ガラスのテーブルの下には、週刊誌や奈良の専門雑誌が置かれています。なんだか美容院を想像してしまいますね(笑)

トーストメニュー

こちらはトーストメニュー。

バタートースト、自家製ジャムトースト、チーズトースト、山椒バタートースト、ハニートースト、クリームチーズ&ハニートースト、ピザトースト、我が家のトースト(奈良漬を使ったトースト)などが並びます。

カフェレストランSizinの椅子

ゆったりサイズの椅子です。

万葉庭園が見渡せる窓側の席は、ゆっくりと寛ぐには最適の場所です。テーブルと椅子の高さが微妙に合っていないためか、サンドウィッチを食べる時には少し手間取りました(笑) まぁ、それもご愛嬌ですね。こちらの特等席はむしろ、軽食よりもコーヒーを飲むのに向いています。

万葉文化館の展示品を見学し終えてから、仲間とカルチャー談義でも楽しみながらのひとときをお楽しみ下さい。

水出し珈琲

カフェレストランSizinの水出し珈琲。

カップの中のその深い色合いに引き込まれます。いい香りが立っています。

ソーサー

ソーサーもなかなかの味わいです。

これは何焼きなのでしょうか、博物館の中の喫茶店はこういったところにも芸術性が感じられます。

店内のコーヒーメーカー

私が入店した時は、たまたまお客さんは私一人だけでした。

静かな店内で寛ぎの時間を過ごします。

室生天然酵母パンのサンドウィッチ

玉子や生ハムの入ったサンドウィッチ。

食べやすいように4つにカットされていました。こんがりトーストされていて、とても美味しかったです。

Sizinのコーヒーメーカー

通常コーヒーをドリップする際には、85度から90度ぐらいのお湯を注ぎますが、水出し珈琲の場合には常温の水を使用します。

文字通り drop by drop (少しずつ)の地道な作業が続けられます。

水出し珈琲

水出し珈琲には酸化しにくいという利点もあります。

味も落ちにくいですので、安心して美味しいコーヒーが楽しめます。

水出し珈琲

なんだか点滴みたい(笑)

ゆっくりと時間の流れるカフェ内は、万葉の歴史を学ぶ施設にリンクしています。

奈良県立万葉文化館では結婚式も行われるようです。万葉庭園の野外ステージにおいて、列席者に見守られながら将来を誓い合う二人。想像しただけでもとても絵になる光景です。

万葉文化館の野外ステージ

万葉庭園内の野外ステージ。

飛鳥らしく、石で造られた舞台が印象的です。パンカフェSizinの店内からも結婚式の様子がうかがえるそうです。

マンガで楽しむ古典・万葉集

廊下の掲示板に案内されていた、ナツメ社刊行の「マンガで楽しむ古典 万葉集」。

万葉文化館協力の元に発売された漫画本です。

この度、発売を記念して「万葉集をよむ」特別講座が開催される運びです。出版に至るまでの裏話を交えながら、万葉集に関する様々なトークが繰り広げられるそうです。

漫画担当はNCAマンガ専攻専任講師の瀧玲子先生で、監修は奈良県立万葉文化館主任研究員の井上さやかさんです。この漫画本は楽天ブックスからも出ていますので、ご興味をお持ちの方は是非ご一読下さい。

「マンガで楽しむ古典 万葉集」(ナツメ社刊)

記紀万葉をはじめとする昔の書物は、小難しい印象が先走りがちで敬遠する人も多いと思われます。まずは読みやすい漫画から入ってみる。これは一つの正解ルートだと思います。

長福寺の古瓦

万葉文化館1階の廊下で、橿考研のチラシを手にします。

奈良県生駒市の長福寺の古瓦が紹介されていました。重要文化財指定の長福寺本堂の魅力に迫る企画のようです。生駒市俵口町にある真言律宗のお寺だそうで、いつかまた訪れてみたいと思います。

パンカフェ

私が訪れた当日は、ちょうど日本画展示室の展示替え期間でした。

次回のイベントは、3月12日(土)~5月8日(日)までの辰巳寛日本画展です。京都の舞妓さんを題材にした美しい日本画を鑑賞することができます。辰巳先生の指導の元、舞妓をモデルに特別スケッチ会も開かれる予定です。今から楽しみな企画ですね。

<室生天然酵母パン パンカフェSizin>

  • 営業時間:10時~17時(ラストオーダー16時30分)
  • 定休日 :月曜日
  • 住所  :奈良県高市郡明日香村飛鳥10
  • 電話番号:0744-54-4154

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